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神!コミケ参加者のための“託児”、設立の想いを聞いた「母親の心の自由も大事」 | ビュ

時刻(time):2022-08-06 08:04源泉(Origin):δ֪ 著者(author):kangli
2022年夏のコミックマーケット100が、8月13日と14日に開催されます。コミックマーケット、通称コミケは、毎年夏と冬に開催される世界最大の同人誌即売会。萌えとパッションがほとばしる、推し作品や推しキャラへの”愛”で溢れかえった空間……コミケはオタク女子たちにとって特別なイベントなのです。 写真はイメージです。 しかし一方、世の中には現在子育て真っ最

 2022年夏のコミックマーケット100が、8月13日と14日に開催されます。コミックマーケット、通称コミケは、毎年夏と冬に開催される世界最大の同人誌即売会。萌えとパッションがほとばしる、推し作品や推しキャラへの”愛”で溢れかえった空間……コミケはオタク女子たちにとって特別なイベントなのです。

神!コミケ参加者のための託児、設立までの道のりと熱い思いを聞いた

写真はイメージです。

 しかし一方、世の中には現在子育て真っ最中のオタクママも存在します。コミケを筆頭にした同人イベントは全般的に、彼女たちが子連れで気軽に足を運べるような場所ではないのが現実です。

「コミケに行きたい……でも、子どもが小さいから無理……」

 そう嘆くオタクママたちは少なくないでしょう。でも、諦めるのはまだ早い! なんと、コミケに行きたいオタクママを支援する託児サービスがあるというのです。

 その名も『にじいろポッケ』。同人イベントに参加したい親御さんが、安心して子どもを預けることができる場を提供してくれる、謂わばオタクママの救世主! 今回は『にじいろポッケ』主催で二児の母でもある四辻さつきさんに、設立までの道のりや、胸に秘めた熱い思いを聞かせてもらいました!

にじいろポッケ紹介漫画1

にじいろポッケ紹介漫画(作者:群青 @aoshi1230)

にじいろポッケ紹介漫画2

同人イベントに参加したくて、自分で託児サービスを設立


――『にじいろポッケ』は、どのような経緯で設立されたのですか?

四辻さつきさん(以下、四辻)「最初に考え始めたのは2016年の秋ごろです。私は妊娠出産後に同人活動にハマったくちで、子どもが1人だけの時にはイベントの際は夫や義実家に預けていました。でも、2人目の子どもが生まれてからは2人の子どもを他の人に預けることの難しさを痛感していたんです。数ヶ月に一回のイベントに出るためだけにこんな苦労をするなんて……と理不尽さを覚えていました

四辻さつきさんと子どもたち

四辻さつきさんと子どもたち

――四辻さん自身の体験からの発想だったのですね。設立までの流れはどのような感じだったのでしょう。

四辻2016年の夏に第2子が生まれて、秋のイベントで大変さを実感して、その二ヶ月後には『にじいろポッケ』の告知をリリースしました。私のいたジャンルは当時かなり盛り上がっていたので、三ヶ月に一回くらいの頻度でオンリーイベントがあったんですよ。翌年の3月のイベントには絶対出たくて、そのためにもうひとつ前の2017年1月のイベントから託児サービスを開始したんです」

――それにしても、けっこうなスピード感で動いてますよね。

四辻「確かに、改めて振り返るとすぐに走り出してますね。育児生活の中での行き場のないストレスやエネルギーをぶつけた結果かもしれません(笑)」








参加者6名からのスタートだった


――初回はどれくらいの申し込みがあったのでしょうか。

参加者6名からのスタートだった

好きな遊びを楽しむ子どもたち。(写真は「にじいろポッケ(@nijiiropokke)」のTwitterより。以下同じ)

四辻「申し込みがあったのは3家庭。うち1家庭が兄弟2名だったので、預かった子どもは自分の子2名も含めて6名でした。この時、すでにTwitterでかなりバズっていたのでもっと来ると思ってたんですよ。定員の半分も埋まらなかったので、当時はすごく少なく感じました。今思うと、むしろ始まったばかりのサービスによく3家庭も来てくれたと思うんですけどね」

――その時点でやめようとは思わなかったのですか?

四辻「そこは、やっぱり私自身がイベントに出たい気持ちがあったので、やめる気はありませんでした。それに数人であっても預かって直接ママさんたちに感謝をされたら、もっと期待に応えたい気持ちが強まったんです。このままでは終われないと思いました。結果、コロナ禍が始まる前は定員20名の枠がすぐに埋まるまでになりました。今年の夏コミも1日目は満枠、2日目もあと数名で埋まるくらいには、ご好評いただいてます」






ベテランのベビーシッターが集結


ベテランのベビーシッターが集結
――保育スタッフさんはどんな人たちなのですか?

四辻「個人でベビーシッターなどをやっているフリーランスの方と直接契約をしています。今の保育スタッフのリーダーは、数十年の保育キャリアを持つ大ベテラン。保育園に勤めていたそうですが、もっと多くのニーズに応えたいと訪問保育や自宅保育などもやっている方です。その繋がりがあって、他にも信頼できるスタッフさんのセッティングができるんです。私自身も安心して子どもを預けられています」








子どもたちが安心して楽しく遊べる空間


――預けられている間、子どもたちはどんなことをしているのでしょう?

四辻「その日の流れとしてお食事、おやつなどの時間はあるんですけど、基本的には自由遊びですね。みんなで一緒に何かをするってことはなくて、本人たちのやりたいことをやれるように、スタッフがサポートしたり見守っているような感じです」

――オモチャや絵本などの用意もあるのですか?

「ぺたぞうさん(@pettanesa)が設置してくれた立体プラレール

プラレール設置を含めたおもちゃイベントを受託する「ぺたぞうでんしゃ王国」の、ぺたぞうさん(@pettanesa)が設置してくれた立体プラレール。

四辻「その日の人数や性別に合わせてスタッフが用意してくれてます。キャリーケースいっぱいに入れて運んでるんですよ。勝どきの学童保育施設だと、そこのオモチャを借りることもできます。大きいイベントの時は、電車のオモチャのプラレールを巨大な立体に組み上げたものを、プラレーラ—さんがご厚意で設置してくれることもあります」

――それは子どもたちも喜びそうですね! コロナ対策も万全なのでしょうか。

四辻「一般的なものですが、入室時の手洗いやうがい。体温測定は以前から行ってます。あとは換気・消毒もしっかり。一般の保育園と同じレベルの衛生管理ができるようにしています。また、小学生以上の子どもは基本的にマスクを着用してもらっています」






子どもも大事だし、母親の心の自由も大事



みんなでランチタイムの様子。

――「同人イベントのための託児」ということに対し、風当りはありませんでしたか?

四辻「子どもを趣味のために預けるって、日本ではあまり一般的ではありませんからね。『イベントくらい我慢したら』『趣味より子ども優先でしょ』なんて声は無くはなかったと思います。でも、私たちは子どもを放っておこうという考えではないんです。子どもも大事だし、ママさんの心の自由も大事。楽しんでリフレッシュすることで、ママさんの気持ちが安定すれば、それが子どもの幸せにも繋がるはずだと考えています

――子育てという大変な仕事をしているなら、息抜きだって必要でしょう。理解して欲しいですよね。

四辻「それでも、この5年の間に風当りはかなり弱まってきました。子育てがいかに大変であるかの理解が進んできたんだと思います。その上で趣味を満喫するためにも、みんなで子どもを集めて預ければ金銭面でも安くなるし、困っているママたちへの助けにもなるという思いでここまでやってきました」








『にじいろポッケ』を続ける原動力とは


――ぶっちゃけた話、『にじいろポッケ』は収支的には……?

帰りたがらない四辻さんちの子どもたち。

帰りたがらない四辻さんちの子どもたち。にじいろポッケあるあるだとか。

四辻「正直、自分だけでベビーシッターを頼み続ける方が安くついたように思います(笑)。2017年にクラウドファウンディングをしたときは、集まらなかったらもうやめるべきなのかとも思っていました。その3年後にはコロナ禍に見舞われて、申し込みが一人だけなんてこともありましたし」

――しかし、そんな現状でも四辻さんが『にじいろポッケ』を続けようと思う原動力はどこにあるのでしょうか?

四辻「ひと言でいえば『恩送り』ですね。私が同人活動を本格的に始めたのは1人目の産後のことなんです。あるジャンルにドハマりして、ピクシブ上で活動を始めたんですが、だんだんイベントにも出たくなってきて……。そうしたら夫の知り合いの同人作家の方たちが『本を作ろう、イベントも出よう!』ってすごく応援をしてくれたんですよ。その熱さに引っ張られて、無事にイベントに出ることができた。だから『にじいろポッケ』の活動にも、他のママさんたちも応援されるべきだし、イベント参加を祝福されるべきだって気持ちが根底にあるんです。みんなに『ママもイベント出ていいんだよ』って言いたいんです」






自分らしく生きれば、子どもが好きなことも大事にできる


自分らしく生きれば、子どもが好きなことも大事にできる
――『にじいろポッケ』は同人イベントだけでなく、他の趣味や楽しみのためにも利用が可能だそうですね。もはや、趣味を持つママさん全体を応援している託児サービスといえるのではないでしょうか。

四辻「私はママも自分らしく生きるってすごく大事だと思っているんです。自分の時間を大事にすることのできるママは、子どもが好きなことも大事にできるママになれるんじゃないかな。ママに抑圧があると、自分の自己実現を子どもに架してしまうこともあります。『私がこんなに頑張ったんだから、子どもも期待に応えるべき』という思考になってしまうこともあるんじゃないかなと」

――近年、話題にあがっている毒親的思考ですね。

四辻「毒親というか、どんな人でも、自分がすごく無理して頑張ってるのに、思うようにならなかったらイライラしちゃうと思います。でも、子育ては大概思うようにならない。私自身、なんで子どもは思い通りにならないんだって悩んだ時期もあります。でも、自分自身が好きなことも楽しめていれば、『まあ、子どもも好き勝手したってしょうがないか』と思えるんですよね。だから、今苦しんでいるママさんにも、肩の力を抜いていきましょうって伝えられたらいいなと思います」








オタクママたちの心の支えになりたい


――今後も『にじいろポッケ』の活動は続けていきますか?

四辻「そうですね。気軽に預ける場として、オタクママさんたちの心の支えになれればと思います。利用してくれたママさんたちからの『これでイベント参加を諦めなくていいと思うと嬉しい』『数年ぶりにイベントを楽しめました』なんて声を聞くたびに、本当に嬉しいしやってきて良かったと実感しています」

――ありがとうございました!

<取材・文/もちづき千代子>
もちづき千代子
フリーライター。日大芸術学部放送学科卒業後、映像エディター・メーカー広報・WEBサイト編集長を経て、2015年よりフリーライターとして活動を開始。度を超したぽっちゃり体型がチャームポイント。Twitter:@kyan__tama




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