横浜で梅が楽しめる公園・名所と開花・見ごろ時期
横浜で桜の前に楽しめるのが「梅」のお花見。梅の花が楽しめる横浜の公園・名所を紹介します。梅は桜と違い、早咲き・中咲・遅咲きの木があるので、長い期間、花を楽しめるのが特長です。2023年の梅まつり・観梅会などイベント情報も掲載。
※< >内は梅の本数
【中区】三溪園<約500本>

四季折々の花が楽しめる日本庭園「三溪園(さんけいえん)」。古くから梅の名所としても名高く、園内には約500本の梅が植えられています。毎年2月に入るとちらほらと咲き始め、3月上旬まで品種ごとに順次開花していく様子が楽しめます。

竜が地を這うような樹形の臥竜梅(がりょうばい、例年の見ごろは2月下旬から3月上旬)や萼(がく)が黄緑色になっている緑萼梅(りょくがくばい、同2月上旬~下旬)など珍しい梅も見られますので、同園のインスタグラムで開花時期を確認の上、お出掛けください。
【DATA】
住所:横浜市中区本牧三之谷58-1
開園時間:9:00~17:00(最終入園は16:30)
入園料:大人700円、小人200円、横浜市内在住65歳以上200円
※この他、割引や回数券、パスポートなどがあり
休園日:12月29日、30日、31日 ※不測の事態による臨時休園あり
交通・アクセス:交通・アクセス:根岸駅1番乗り場より《市バス58・101系統》10分 本牧下車 徒歩10分、横浜駅東口2番乗り場より《市バス8・168系統》40分 三溪園入口下車 徒歩5分、《ぶらり三溪園BUS》(土・日曜日・祝日限定運行)36分 三溪園下車すぐ
【中区】根岸森林公園<約130品種300本>

日本初の洋式競馬場の跡地から生まれた公園で、横浜を代表する公園のひとつである根岸森林公園。約18ヘクタールの広大な公園内には、なだらかな自然の丘陵を活かした芝生の広場に隣接する梅林があります。

梅の小径が整備されており、ベンチなどもあるのでゆっくりと散策できます。花梅は約130品種300本あり、品種によって開花時期が異なるので、1月~3月初旬ごろまで長く楽しめます。
芝生の広場ではシートを広げてお弁当なども食べられるほか、ポニーとふれあえる根岸競馬記念公苑、馬の博物館も隣接していますので、1日のんびりとピクニック気分を味わっては。
【DATA】
住所:横浜市中区根岸台1-2
アクセス:JR京浜東北・根岸線 根岸駅あるいは桜木町駅より市営バス21系統「旭台」あるいは「滝の上」下車、横浜駅より市営バス103系統「滝の上」あるいは「旭台」下車、根岸駅あるいは山手駅より徒歩約15分
【港北区】大倉山公園<46種約220本>

大倉山公園にある梅林は、1931(昭和6)年に開園。46種類約220本の梅の木があり、毎年1月下旬~3月にかけて楽しめます。中には、一つの枝に淡い紅、紅、白の花が咲き乱れる「思いのまま」や、花弁を支える萼(がく)の部分が緑色の「緑萼梅(りょくがくばい)」など珍しい梅もあるので探してみては。

1989(平成元)年から続く「大倉山観梅会」では、野点やステージイベント、物販などが行われ、入場無料で誰でも楽しめます。駐車場はありませんので公共交通機関をご利用ください。
日時:2023年2月25日、26日
【DATA】
住所:横浜市港北区大倉山2-10
アクセス:東急東横線 大倉山駅から徒歩約7分
その他の横浜市内の梅が楽しめるスポット
【金沢区】金沢自然公園<約300本>
【青葉区】こどもの国<約300本>
【旭区】こども自然公園<約22種類200本>
【磯子区】岡村公園<約150本>
【保土ヶ谷区】県立保土ヶ谷公園<約50種120本>
【港南区】久良岐公園<約40本>
執筆者:田辺 紫(横浜ガイド)