『わたし史上最高のおしゃれになる!』『お金をかけずにシックなおしゃれ』などの著書があるファッションブロガー小林直子さんが、愛用しているアイテムをご紹介します。
ウォーキングを長く生活に取り入れてきた
健康を保つ、あるいは健康を回復させるために、何かしらの運動を日常生活に取り入れることが大切であると、誰もが理解しているでしょう。私の場合、20代後半から「健康を回復させる」ことが常に人生の重要課題であるため、気功、ヨガ、ウォーキングを日常生活に取り入れてきました。
中でも一番長くやっているのがウォーキングです。理由は簡単で、最もお金がかからず、手軽にいつでもでき、体力がなくてもできる運動だからです。気功やヨガを正確に行うためにはどうしても習う必要がありますが、それさえできないときにまず取り組んだのがウォーキングでした。
引っ越し先でウォーキングにむいた道を発見
ただし、ウォーキングにも絶対に必要なものがあります。それはウォーキングに適した道です。よけて歩くほど人が多くなく、車や自転車にひかれる心配がなく、転ぶ心配もない程度、足もとが整備されている道が不可欠です。アクセス可能なそんな道と、歩くのに適したシューズがあれば、ウォーキングは始められます。
去年までの私には、これらの条件を兼ね備えた、川べりを川に沿って延々と歩き続けるお気に入りのコースがありました。しかし、諸事情により引っ越したところ、近所に思うようなコースがありません。家の近くの歩道は前からも後ろからも自転車が走ってくるのでとても危険、かといって歩道がない道は車がぎりぎり寄ってくるのでもっと危険です。
いいコースがないとウォーキングも継続できません。どこかいい道がないかと探すこと数か月、家から少し離れたところに市民がジョギングをしたりウォーキングをしたりする整備されたコースがあるのを発見しました。
そのコースを歩き始めて2日目のことです。これはなかなかいいコースだから、ただ歩くのではなく、インターバル速歩を取り入れようと思いつきました。インターバル速歩とは、早歩きとゆっくり歩きを3分ずつ繰り返す歩行で、早歩きをすることで負荷がかかり、運動効果が高まるというものです。
運動レベルのウォーキングにはウェアが必要
やり始めて数日後、私はふいに悟りました。これまで私がやっていたウォーキングは、どちらかといえば散歩であり、何もしないよりはましではあるけれども、運動と言えるレベルのものではなかったということ、そして散歩レベルであったときはウエアにまでこだわる必要はなかったけれども、運動レベルになると、シューズだけではなく、それに適したウエアのほうが歩きやすいということに。
早速、ウォーキングに適したウエアを探すべく、ふだんは入らない近所のスポーツ用品店へ行ってみると、そこには今まで知らなかったブランドのウエアやシューズ、グッズがたくさん売られているではありませんか。
中でも驚いたのがショップオリジナルのウエアやコラボ商品の充実ぶり、そして普段着とスポーツウエアの中間にあたるウエアのバリエーションが多数売られていることでした。これだけ充実しているなら、スポーツ用品店でスポーツウエアから普段着、通勤着までそろえることが可能です。しかも手ごろな値段で、あらゆる年代に対応しているのですから、利用しない手はありません。
スポーツ用品店のオリジナルブランドのセットアップ
さて、欲しいのは単なる街歩きではなく、ウォーキングという運動に適したウエアです。ですからストレッチ性と吸水速乾性は必須です。
ついでにデザインがそこそこよいものはないかと、店内をぐるぐる回りながら探した結果、結局選んだのはこちらの店舗のオリジナルブランドのテックスウエットという素材のセットアップ。
スポーツウエアとしての機能性を保ちつつ、デザインはシンプルながらも、パーカーの裾の後ろ側が長くなっていたり、ファスナーがついたポケットがパンツにもついているのがポイントです。
音楽を聴きながら3分ごとに早く歩くと案外楽しい
さて、ウエアも準備できたということで、インターバル速歩用に、米津さんとハルカトミユキ、リナ・サワヤマとベラ・ポーチ、ITZYとHeizeの3分程度の曲からミックスリストを作り、早速、ウォーキングへ出発。

真冬の雲一つない青空の下、音楽を聴きながら3分ごとに早く歩くと、これが案外楽しいのです。早歩きを入れることでうっすらと汗もかきますし、脚の筋肉に力が入るのもわかります。すっかりこの習慣が気に入って、今では毎日のウォーキングの時間が待ち遠しくなりました。
毎日着たくなるウエアを選ぶことが継続の鍵
こういった運動やエクササイズは続けることが最も大切で、かつ難しいことです。そのために私たちは自分に対してなんらかの続けるための楽しみやご褒美を与えなくてはなりません。それがうまくいけばいくほど、続けられる可能性が高まります。

今回新たに始めたインターバル速歩という運動習慣には、着たくなるようなウエア、歩きやすいシューズ、そして毎日聞きたい音楽、この3点が十分に私のモチベーションを維持してくれます。
問題は暑い夏なので、暖かくなったら、心から着たいなと思えるような春夏用のウエアを探しに行く予定です。自分が毎日着たくなるウエアを選ぶこと。それが継続の鍵です。
ウエア TIGORA
バッグ NIKE
シューズ、ハット PUMA
<文/小林直子>
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ファッション・ブロガー。大手ブランドのパターンナー、大手アパレルの企画室を経て独立。現在、ファッション・レッスンなどの開催や、ブログ『誰も教えてくれなかったおしゃれのルール』などで活躍中。著書『わたし史上最高のおしゃれになる!』など。
(エディタ(Editor):dutyadmin)