筋トレや有酸素運動をしていると、気になる噂話や疑問が出てくることも多いですよね。今回は、よく耳にするトレーニングに関するウワサとその見解をまとめました。
- 有酸素運動は20分以上やらないと脂肪燃焼効果がない?トレーニングのウソ・ホント
- サウナスーツにダイエット効果はあるのか。トレーニングのウソ・ホント
- ダイエットで「部分痩せ」はできる?トレーニングのウソ・ホント
Q.有酸素運動は20分以上やらないと効果がない?
A. 5分程度でも効果はあるカラダを動かすときは、血中に流れている脂肪がエネルギー源として使われます。そして血中の脂肪は、運動直後から燃焼されているということが最近分かってきました。
運動を始めて血液中の脂肪が少なくなってくると、体脂肪(皮下脂肪と内臓脂肪)が分解されて血中に放出されます。この体脂肪の分解は、20分くらいから早まると言われています。そのため、「20分以上しないと脂肪は燃焼しない」という情報が存在しています。
しかし、ある研究では、短時間(5~10分程度)の有酸素運動でもこまめに行うことで、体脂肪が減るという結果が出ています。有酸素運動は1度に長時間行うより、できるだけ毎日こまめに継続していくことをオススメします。
Q.サウナスーツを着て運動すれば痩せる?
A.体重は減るが脂肪は減らないサウナスーツを着て減っているのは、ほとんどが水分。体重数値を減らすという観点からすれば効果はあるでしょう。しかし脂肪を減らすという点ではまったく変わらず、暑さによるカラダへの負担が大きくなることが示唆されています。
サウナスーツは、汗が出ない人や寒い冬の運動時などに効果を発揮します。その際は、水分補給を忘れないようにしましょう。
Q.部分痩せはできる?
A.できない!部分痩せは不可能です。痩せるということは、体脂肪を減らすこと。しかし、脂肪を分解・燃焼させるときは、カラダ全体から少しずつ減っていきます。
腹筋運動や二の腕運動ばかり行っていても、消費エネルギーは少なくダイエットには非効率。全身の筋トレや有酸素運動を行った方が、気になる部分の脂肪をはやく減らすことができます。
Q.筋肉痛のときも筋トレをやるべき?
A.休むか、軽い運動がおすすめ筋肉痛は、筋肉が修復しているときに起こる痛みですので、大きな負荷をかけない方がよいでしょう。
筋肉痛が出ていると痛みで全力を出せない、集中できない、関節可動域が狭くなるなどのデメリットがあり、効果的にトレーニングを行えなくなってしまいます。
筋肉痛が出ているときは休息するか、軽い運動に留めて筋肉の修復を優先させた方が効率的です。
Q.筋肉痛は年をとると遅く出る?
A. 筋肉痛に年齢は関係ない筋肉痛が出るタイミングは年齢ではなく、運動強度と内容に関係しています。
強度が高い運動を行うと筋肉痛は早めに出てきます。逆に、強度が低く長時間行うような運動の場合は、筋肉痛が遅く出てくるのです。
また、普段使っていない部位を多く動かしたり、バーベルの上げ下げなど伸張性収縮をともなう運動は筋肉痛になりやすいといえます。
Q.有酸素運動をすると筋肉量が低下する?
A. エネルギー不足の状態で有酸素運動を行うと、筋肉が分解される有酸素運動は糖質・脂質・アミノ酸(タンパク質)がエネルギー源となります。
長時間の有酸素運動で糖質が枯渇すると、脂質やアミノ酸を分解してエネルギーを生み出します。そのため、エネルギー不足の状態で有酸素運動を行うと、筋肉を分解してエネルギーを確保するため、結果として筋肉量の減少が起こり得ます。
有酸素運動をするときは、BCAAを摂取してエネルギーの枯渇を防ぐとよいでしょう。
Q.筋肉痛にならないとトレーニングの意味がない?
A. 筋肉痛が起きなくてもトレーニング効果はある筋肉痛は、おもにエキセントリック(伸張性)収縮などの強いトレーニング刺激により起こります。
アイソメトリック(等尺性)やコンセントリック(短縮性)の刺激では筋走行の変位は起こりにくいことも多く、筋肉痛にならないからといって、トレーニングの効果が出ないというわけではありません。
引用:
有酸素運動は20分以上やらないと脂肪燃焼効果がない?トレーニングのウソ・ホント
サウナスーツって痩せる?ダイエット効果はあるの?トレーニングのウソ・ホント
ダイエットで「部分痩せ」はできる?できない?トレーニングのウソ・ホント
筋肉痛のときも筋トレを続けるべき?休むべき?トレーニングのウソ・ホント
「筋肉痛は年をとると遅く出る・遅れてくる」は間違い。その理由は?トレーニングのウソ・ホント
有酸素運動をすると筋肉量が低下するって本当?メガロストレーナーが解答
<Text:編集部>