もし、元彼が仲のいい親友に近づこうとしていたらどう思いますか? さらに、その経緯を聞いたら……。世の中は広いようで狭く、いつ、どこで、何が起こるかわかりません。
神田美樹(仮名・29歳)さんは、元彼と親友が会うことを知り、さらに話を聞くと「彼のこの言動、どこかで聞いたような……」と愕然。彼と付き合っていた頃の神田さんと今の親友に、重なる点があったといいます。
神田さんは、半年前に元彼と別れることに。当時、親友にそのことを相談していました。
「当時付き合っていた彼は、酒癖が悪く、酔うと私に暴言を吐き、暴力をふるっていました。ただそれ以外では優しかったため、なかなか別れられずにいたんです。彼の暴力はしだいにエスカレートし、警察を呼ぶことも何度かありました。
親友にはそのことを相談していて、彼女の助言に後押しされる形で彼と別れました。別れて半年になります」
ですが、神田さんはいまだに元彼のことが忘れられないといいます。
「別れてから半年経つのに……。一緒に過ごしたときのことを思い出します。ですが、親友には未練があることは伝えていません。ずっと話を聞いてもらっていたので、もう親友に心配はかけたくないですし、二度と同じことは繰り返したくないと思っていました」

ある日、神田さんは親友を外食に誘います。すると、親友から思わぬことを聞かれます。
「会ってすぐ、親友から明日元彼に会うことを伝えられました。親友は私と元彼、2人から連日外食に誘われていたため、私たちの間で何か企んでいることでもあるのかと問い詰められました。
ですが、私は彼の連絡先も知らないので何も知りません。むしろ、こんなことがあるのかと戸惑いを隠せませんでした」
神田さんは、元彼のことを以前付き合っていたときに親友に紹介していました。しかし、元彼と親友はSNSでつながっている程度で深い仲ではなかったため、なぜ2人で会うのかと不思議に思ったそう。
神田美樹(仮名・29歳)さんは、元彼と親友が会うことを知り、さらに話を聞くと「彼のこの言動、どこかで聞いたような……」と愕然。彼と付き合っていた頃の神田さんと今の親友に、重なる点があったといいます。
DV歴ありの元彼と別れるものの…
神田さんは、半年前に元彼と別れることに。当時、親友にそのことを相談していました。
「当時付き合っていた彼は、酒癖が悪く、酔うと私に暴言を吐き、暴力をふるっていました。ただそれ以外では優しかったため、なかなか別れられずにいたんです。彼の暴力はしだいにエスカレートし、警察を呼ぶことも何度かありました。
親友にはそのことを相談していて、彼女の助言に後押しされる形で彼と別れました。別れて半年になります」
ですが、神田さんはいまだに元彼のことが忘れられないといいます。
「別れてから半年経つのに……。一緒に過ごしたときのことを思い出します。ですが、親友には未練があることは伝えていません。ずっと話を聞いてもらっていたので、もう親友に心配はかけたくないですし、二度と同じことは繰り返したくないと思っていました」
親友が元彼と二人で会うことに

ある日、神田さんは親友を外食に誘います。すると、親友から思わぬことを聞かれます。
「会ってすぐ、親友から明日元彼に会うことを伝えられました。親友は私と元彼、2人から連日外食に誘われていたため、私たちの間で何か企んでいることでもあるのかと問い詰められました。
ですが、私は彼の連絡先も知らないので何も知りません。むしろ、こんなことがあるのかと戸惑いを隠せませんでした」
神田さんは、元彼のことを以前付き合っていたときに親友に紹介していました。しかし、元彼と親友はSNSでつながっている程度で深い仲ではなかったため、なぜ2人で会うのかと不思議に思ったそう。
自分へのアプローチと同じ手段で親友に接近

「詳細を聞くと、親友は相談に乗ってもらうためだといいました。親友は最近仕事のことで悩んでいて、SNSで弱音を吐いてしまったらしく……。その投稿をみた彼から個人的にメッセージが届き、明日話を聞いてもらうことになったそうです」
その話を聞き、神田さんは唖然とします。
「昔、元彼が私にアプローチしたときと同じ方法で親友に近づいていたのです。彼との出会いは、まさに私が精神的に追い詰められていて、SNSでつぶやいたことがきっかけでした。
彼から『大丈夫? 相談に乗るよ』と連絡が届き、飲みに行ったんです。それで、その日に親密な関係となってしまいました。親友の話を聞き、同じ目に遭うのではないかと冷や汗が止まりませんでした」
親友と元彼の関係を妄想してやきもき
神田さんは親友に忠告したものの、最悪の事態を想定してしまいます。
「過去に、私にも同じ出来事が起きたことを話しました。親友は、元彼には興味がないから心配はいらないと言っていましたが、結局次の日は親友からの連絡はありませんでした。
私は元彼のことを忘れられていないので、今2人は何をしているのだろうと嫌な妄想ばかりをしてしまい、夜も眠れませんでした」
親友のSNSには元彼ご用達店の写真が…

さらに1週間後、親友のSNSには見覚えのある写真が投稿されていました。そこで、神田さんは確信します。
「親友のSNSには、元彼とよく通っていた居酒屋の写真が投稿されていました。きっと親友には、私が付き合っていた頃と同じことが起きているに違いないと確信しました。
親友は彼がDV男であることを知っているにもかかわらず、なぜ一緒にいるのでしょうか。やはり当時の私と同じように、彼の好意的な態度に惹かれてしまったのでしょうか」
神田さんは、2人の間に何が起きたかはまだ知らないそうです。知りたくない真実は、聞かないほうが幸せかもしれませんね。
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<取材・文/Honoka Yamasaki イラスト/パウロタスク>
Honoka Yamasaki
ライター、ダンサー、purple millennium運営。
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