豆乳がダイエットに良いとは聞いたことがあるかもしれません。でも一体、どんな風に良いのでしょうか。
「豆乳ダイエット」は生理1週間前から、朝食前に200mlを飲むだけ。それだけですごく簡単なのに、2kg痩せたとか3kg痩せたとかいう声もあるそうですよ。そのキーワードを握っているのが、「大豆イソフラボン」の存在です。今回はそのメカニズムをご紹介しましょう。
1.生理1週間前は妊娠準備期間なので脂肪がつきやすい
女性の卵巣では毎月排卵が行われ、排卵期を過ぎると体は妊娠の準備を始めます。そのため生理前は食欲が増加し、代謝が落ち、脂肪がつきやすい状態となっています。この期間、女性は食欲を抑えられず、精神的にも不安定になります。けれど、それもこれも妊娠するための女性の体の仕組み。生理前は太りやすく痩せにくいという状態にあります。
2.豆乳1日200mlを食前、間食のかわりに飲むダイエットとは?
精神状態が不安定になり食欲を抑えられないのも、女性の生理状態として体が、そうさせているから。豆乳ダイエットは、そうした女性の体の仕組みを、逆利用したダイエットと言えるでしょう。豆乳ダイエットの実際は、豆乳を1日200ml程度、なるべく食前、または間食の代わりに飲むことです。
女性の体の機能では、生理前に余分な栄養を摂り溜め込んでも、生理後はエストロゲンが分泌され、脂肪は燃焼します。ですから、生理前の1週間だけ脂肪を溜め込まないよう気をつければ良いという理屈になります。
3.豆乳の大豆イソフラボンはエストロゲンに似ている
なぜ豆乳には妊娠準備期間の脂肪を溜め込む状態を変えることができるのでしょう。そのヒントは、豆乳の成分にあります。豆乳の原料は大豆。栄養成分の大豆イソフラボンの効果だろうと言われています。一般的に、生理不順の改善、更年期障害、骨粗しょう症の予防などに効果があると言われるエストロゲンとイソフラボンの化学構造は似ていると言われています。
4.大豆サポニン、大豆タンパク質も脂肪燃焼させる
また、豆乳には、脂質などを分解してくれる成分があります。血液中の余分なコレステロールや中性脂肪を流してくれる大豆サポニン、低カロリーで基礎代謝を活発にする大豆たんぱく質。また、大豆ペプチドは、吸収してしまった脂肪の燃焼を促し基礎代謝を高めてくれます。
5.ビタミン、ミネラル、オリゴ糖等栄養の宝庫
他にも豆乳には、脳神経や脳機能を維持するレシチン、ビタミンB群、神経やホルモン分泌臓器などの働きを調整するマグネシウム、腸内にあるビフィズス菌や乳酸菌の栄養源となるオリゴ糖は、美肌や免疫機能を高めてくれます。
いかがでしたか?
生理一週間前だけ豆乳を飲むダイエットの仕組みがわかっていただけたでしょうか。
ただ、この豆乳ダイエットは、生理前一週間限定にとどめましょう。生理になると、女性本来の代謝に戻ります。生理前1週間限定だからこそ、無理なく続けられます。豆乳の摂取だけでも充分なダイエットになったら嬉しいですね。(エディタ(Editor):dutyadmin)